船橋市における地域リハビリテーション推進の取り組み
船橋市では、平成19年に急性期から回復期、維持期に及ぶ船橋市の地域リハの推進に必要な事項を協議することを目的として、医療、福祉関係団体、行政から構成される「船橋市地域リハビリテーション協議会」が設置されました。
平成22年からは、「船橋市地域リハ研究会」が「船橋市地域リハビリテーション協議会」の活動を補完し、船橋市における地域リハビリテーション(※1)の発展に寄与すべく、勉強会・研修会の開催等を行ってまいりました。
平成26年度より船橋市リハビリセンターが地域リハビリテーションの推進拠点と位置づけられ、地域リハビリテーション拠点事業を行っていくこととなり、リハビリテーションについての普及啓発活動、各種勉強会・研修会の開催、ネットワーク構築、生活期リハについての実態把握、リハビリテーション総合相談等を行っています。
一方、船橋市においては、在宅医療の充実と医療・介護の連携を推進するため、「船橋在宅医療ひまわりネットワーク」が平成25年度より活動を開始し、市全体での地域包括ケアシステム(※2)の構築に向けたネットワークシステムが整って参りました。
このため、平成28年度より、「船橋市地域リハ研究会」は「船橋在宅医療ひまわりネットワーク」の委員会のひとつ「地域リハ推進委員会」として、市内外の情勢を踏まえ、リハビリテーションに関する懸案事項を審議するとともに、地域リハ支援事業に協力していくこととなりました。
船橋市リハビリセンターは「地域リハ推進委員会」と密接な連携をはかり、充実した地域リハビリテーション拠点事業を展開していきます。
※1 障害のある子供や成人・高齢者とその家族が、住み慣れたところで、一生安全に、その人らしくいきいきとした生活ができるよう、保健・医療・福祉・介護及び地域住民を含め生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行なう活動のすべて。(日本リハビリテーション病院・施設協会)
※2 団塊の世代75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステムのこと。(厚生労働省)